「ゲーミングPCを自作してみたいけど、予算はどれくらい必要なんだろう?」と調べてみたら、20万円、30万円という構成例ばかりで戸惑った…そんな経験ありませんか?
私ベンジャミンも、初めての自作のときは予算の感覚がまったくわかりませんでした。でも自作歴5年の今、たどり着いた答えがあります。AM4+DDR4の構成なら、約10万円でも最新ゲームが快適に動くPCが組めるんですよね。
この記事では、実際に組んで3つの最新ゲームでベンチマークを回した結果まで、丸ごと公開していきます。

10万円自作PCの主役は5500X3DとRX 9060 XT

正直、この2つのパーツの組み合わせを思いついたとき、私は「これ結構いいんじゃない?」とワクワクしました。
今回の主役はこちらの2つです。
| パーツ | 型番 | 価格(執筆時点) |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 5500X3D | 約25,000円 |
| GPU | RX 9060 XT 8GB | 約45,000円 |
Ryzen 5 5500X3Dは、3D V-Cache(CPUに大容量キャッシュを積み重ねてゲーム性能を高めるAMDの技術)を搭載した、いわゆる「X3D系」のCPUです。X3D系で一番安価なモデルなのですが、実は日本未発売。AliExpress(中国の大手通販サイト)で購入できます。
日本で売っていない3D系CPUで遊べる──これ、ロマンがあると思いませんか?
GPUのRX 9060 XT 8GBは、ミドルレンジ入門にちょうどいい1枚です。私はサファイア製を39,800円で購入しましたが、執筆時点では4.5万円ほど見ておけば手に入ります。
2つ合わせて約7万円。残り3万円で他のパーツを揃えていきます。
残り3万円の予算配分【パーツ別の考え方】

マザーボードとメモリは中古で1万円に収める
私も最初は「マザーボードは新品じゃないと不安」と思っていましたが、AM4プラットフォームは枯れた(長く使われて安定した)規格なので、中古でも十分です。
- マザーボード:中古なら5,000円程度。運が良ければA520が3,500円で見つかります
- メモリ:AM4はDDR4なのでお安く、中古8GBが3,000円ほど。16GBで5,000〜6,000円が目安です
合わせて約1万円。これで残りは2万円です。
ストレージは1TBを死守、電源とクーラーで調整
ゲーミングPCなら、ストレージは絶対に1TB欲しいところです。最近のゲームは1本100GB級も珍しくないので、500GBだとすぐ埋まってしまうんですよね。
- ストレージ:1TBを中古込みで約15,000円
- CPUクーラー:3,000円クラスでも見た目のいいものが買えます
- 電源:ここは予算次第。私は安価なものでも組みますが、初めての方は余裕があれば品質重視で
💡 ポイント: ケースは軽視されがちですが、毎日目にするパーツです。ボロいケースだとテンションが上がらないので、予算が許せばここにお金をかける価値はあります。
組み立ては「挿さる場所にしか挿さらない」から難しくない

「自作って難しそう」と思っているあなたに伝えたいのですが、PCパーツは物理的に挿さる場所にしか挿さらないように設計されています。
- マザーボードを台に置く
- CPUの角の矢印をソケットの矢印に合わせて載せ、レバーで固定する
- メモリを「ガチャン」と音がするまで挿し込む
- グラボをスロットの切り欠きに合わせて「ガチャン」と挿す
- 電源ケーブル(24ピン、CPU補助電源の4+4ピン、GPU補助電源の6+2ピン)をつなぐ
コツはたった1つ、メモリは「ガチャン」と言うまでしっかり挿し込むこと。これだけです。
ケーブル類も形状がすべて決まっているので、間違った場所には物理的に挿さりません。CPU補助電源は4+4の形、グラボ用は6+2の形と覚えておけば迷いません。
ベンチマーク結果【FF14・サイバーパンク・モンハンワイルズ】
ここからが本番です。実際に私が計測した結果がこちら。
| ベンチマーク | 設定 | 結果 |
|---|---|---|
| Cinebench R15 | CPUマルチ | 1198 |
| FF14ベンチ | フルHD最高品質 | 19730(非常に快適) |
| サイバーパンク2077 | レイトレーシング ウルトラ | 平均141fps |
| モンハンワイルズ | フレーム生成ON・バランス | 22827/133fps(非常に快適) |
サイバーパンクをレイトレ最高設定で回して平均141fpsは、正直、私も驚きました。GPU使用率が96〜99%に張り付いていたので、CPUとGPUのバランスが噛み合っている証拠なんですよね。
ひとつ注意点を挙げるなら、モンハンワイルズではVRAM(グラボ専用のメモリ)が7.5GBとほぼ上限まで使われていました。8GBモデルの弱点が出る場面もある、と覚えておいてください。
モニターはWQHD以上がおすすめ【フルHDはもったいない】
せっかく133fpsが出るPCを組んでも、60fpsまでしか表示できないモニターでは宝の持ち腐れです。
私のおすすめはWQHD(2K)以上で140fps前後が出るモニターです。一度2Kや4Kを使ってからフルHDに戻ると、「画質悪っ!」と感じてしまうほど違います。ライトにゲームを楽しむなら、フレームレートより解像度を優先する方が満足度は高いですよ。
よくある質問

Ryzen 5 5500X3DはAliExpressで買っても大丈夫?
私は問題なく購入できましたが、海外通販なので初期不良時の対応は国内購入より手間がかかります。販売実績の多いストアを選び、届いたらすぐ動作確認するのがおすすめです。
今からAM4で組むのは時代遅れではない?
最新規格ではありませんが、その分マザーボードもDDR4メモリも安価です。「とりあえず2年ほど使える入門機」という目的なら、コスパは執筆時点でもトップクラスだと考えています。
メモリは1枚挿し(シングルチャンネル)でも動く?
動きます。実際に今回の検証も16GB×1枚で行いました。ただし2枚挿し(デュアルチャンネル)の方が性能は出やすいので、予算に余裕があれば8GB×2枚をおすすめします。
まとめ

- CPUはRyzen 5 5500X3D(約2.5万円・AliExpress)、GPUはRX 9060 XT 8GB(約4.5万円)が主役
- AM4+DDR4構成なら、マザーボードとメモリを中古約1万円に抑えられる
- 組み立ては「挿さる場所にしか挿さらない」ので初心者でも迷わない
- FF14・サイバーパンク・モンハンワイルズすべてで「非常に快適」クラスの結果
- モニターはWQHD以上を選ぶと、このPCの性能を活かしきれる
今回の組み立てからベンチマークまでの一部始終は、動画でも実演しています。「ガチャン」の音や実際のフレームレートの動きはテキストでは伝わりにくいので、組む前のイメージづくりにぜひ動画もチェックしてみてください。次回はさらに安く攻めた構成にも挑戦予定です。






























