【RX 9070 XT徹底検証】8万円台の救世主か?4Kベンチマーク全10種と自作PC界隈「絶望」の未来

【ブログ始動!】べんじゃみんLABのPCパーツ深掘り基地へようこそ!

皆さん、こんにちは!そして、いつもYouTube「べんじゃみんLAB」をご覧いただき、本当にありがとうございます!ラボの主、べんじゃみんです。

さて、この度、満を持して(というほどでもないかもしれませんが、笑)ブログという新たな実験場をオープンすることにいたしました!

「なんでまたブログ?」って思われるかもしれませんね。

YouTubeの動画では、時間の制約もあって「これ面白い!」「動いたー!」という勢いや楽しさをお届けすることを重視しているんですが、その裏側には、

  • 「このジャンクパーツ、実はこんな歴史があって…」
  • 「ベンチマークのこの数値、他のパーツと比べるとどうなの?」
  • 「この組み合わせ、なんでこんなにコスパいいの?」
  • 「動画ではカットしたけど、実はこんなトラブルもあってね…」

なんていう、もっとマニアックで、じっくり腰を据えて語りたいコトがたくさん眠っているんです。

そう、このブログは、そんなYouTubeでは語り尽くせないPCパーツの奥深い話や、レビューの詳細なデータ、DIYのちょっとしたコツ、そして時には動画の裏話まで、べんじゃみんLABの「もっと知りたい!」をギュギュっと詰め込んだ場所にしていきたいと思っています。

動画を見て「おっ!」と思ってくださったあなたなら、きっとこのブログでさらに「なるほど!」「そうだったのか!」と頷ける情報に出会えるはず。YouTubeの動画とこのブログ、両方を行き来してもらうことで、べんじゃみんLABのPCパーツいじりが、もっと立体的になるんじゃないかな、なんてワクワクしています。

PC自作のベテランさんはもちろん、「これからPC組んでみたいな」「ジャンクパーツって面白そうだけど、ちょっと怖いかも…」なんていう初心者の方まで、気軽に立ち寄って、PCパーツの楽しさ、そして時にはその妖しさ(笑)を共有できる場所にしていきたいです。

まだまだ手探りでのスタートですが、皆さんのPCライフがちょっとでも豊かになるような、そしてクスッと笑えるような情報をお届けできるよう頑張りますので、どうぞ末永く、そしてゆるーくお付き合いいただけると嬉しいです。

コメントや質問も大歓迎!YouTubeのコメント欄とはまた違った、じっくりとしたやり取りも楽しみにしています。

それでは、べんじゃみんLABブログ、どうぞごゆっくりとお楽しみください!

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はい、こんにちはこんばんは!ベンジャミンLABのベンジャミンです。

いきなりですが、皆さんに問いたい。「今、自作PCを組むのは正解なのだろうか?」

2025年12月現在、PCパーツ市場は異常な状態にあります。特にメモリ価格の高騰は、我々のような自作er(ジサカー)にとって死活問題です。そんな「冬の時代」において、一筋の光とも言える衝撃的な出会いがありました。

それが、今年のブラックフライデーセールで私が手に入れた**「Radeon RX 9070 XT 16GB」**です。

価格はなんと87,800円。 ハイエンド帯のグラフィックボードとしては、破格中の破格。釣りのリールで言えば「ステラ」が半額で売られているようなものです。これは買わない理由がありません。

しかし、安物買いの銭失いになっては意味がない。「本当に使えるのか?」「FHDで十分なのか、4Kを目指すべきなのか?」「今のPC市場でどう立ち回るべきなのか?」

今回は、このRX 9070 XTを徹底的に使い倒し、FF14、モンハン、APEXなど計10種類のベンチマークを実施しました。そこから見えてきた**「グラボの真の実力」と、「自作PC界隈に迫る危機」**について、5年の自作歴を持つ私の視点から、徹底的に、そして赤裸々に語り尽くします。


第1章:検証環境とRX 9070 XTの基本スペック

 

 

1-1. 今回の主役:XFX RX 9070 XT 16GB

今回レビューするのは、**XFX製の「RX 9070 XT」**です。 3連ファンを搭載した巨大な筐体は、まさにハイエンドの風格。XFXのデザインは無骨でシンプル、そこがたまらなくカッコいいんですよね。

  • VRAM: 16GB (GDDR6)

  • 価格: 87,800円(セール価格)

  • 特徴: コスパ重視のRadeonにおける最新ハイエンドモデル

特筆すべきはVRAM 16GBという容量です。昨今のゲームはテクスチャの高解像度化が進み、VRAM 8GBや10GBでは4K画質で設定を上げるとすぐに限界を迎えます。16GBあれば、今後数年のAAAタイトルも安心して遊べる水準です。

1-2. 検証PC構成:あえての「AM4」プラットフォーム

今回の検証機は、最新のAM5ではなく、一世代前のAM4プラットフォームを使用しました。

  • CPU: AMD Ryzen 7 5700X3D

  • メモリ: DDR4 3200MHz 16GB (8GB x 2)

  • GPU: Radeon RX 9070 XT 16GB

  • OS: Windows 11

なぜ今、Ryzen 7 5700X3Dなのか? それは「コスパ」の追求です。後述しますが、現在DDR5メモリが異常に高騰しています。そのため、安価で手に入るDDR4メモリと、AM4環境最強クラスのゲーミング性能を持つ「5700X3D」を組み合わせることで、**「予算を抑えつつグラボに全振りする」**という、ベンジャミン流の現実的な構成を提案したかったからです。

1-3. 気になる消費電力と発熱

ベンチマークを回して驚いたのが、その消費電力です。 高負荷時にはGPU単体で304Wを記録しました。システム全体では500W〜600W近くいく計算になります。

  • GPU温度: 最大56℃前後(冷却性能は非常に優秀)

  • 使用率: 99%張り付き

300W超えは伊達ではありません。このグラボを運用するなら、電源ユニット(PSU)は850W GOLD以上、できれば1000Wクラスを用意するのが安全圏でしょう。電気代も気になるところですが、ハイエンドを回す快感には代えられません。

 

 

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第2章:徹底ベンチマーク!FHD vs 4Kの仁義なき戦い

 

 

それでは本題です。 「フルHD(1920×1080)」と「4K(3840×2160)」でどれだけ差が出るのか。RX 9070 XTの適正解像度はどこにあるのか。主要タイトルで検証しました。

2-1. FF14 黄金のレガシー(MMORPGの金字塔)

設定:最高品質 / フルスクリーン / FSR適用

  • フルHD: スコア 30,012(平均 210fps程度)

  • 4K: スコア 12,153(平均 85fps程度)

【考察】 フルHDではスコア3万越えという、もはや測定不能レベルの快適さです。しかし、GPU使用率は余裕がありすぎて遊んでいる状態。 一方、4Kにするとスコアは半分以下になりますが、「とても快適」判定をキープ。4Kの大画面でエオルゼアの美しい風景を楽しみたいなら、このグラボは最高の相棒になります。

2-2. サイバーパンク2077(激重ゲームの代名詞)

設定:レイトレーシング ウルトラ / FSR適用

  • フルHD: 平均 235 fps

  • 4K: 平均 130 fps

【考察】 これには驚きました。超重量級のサイバーパンクが、4K+レイトレウルトラ設定で平均130fpsです。 VRAM使用量は約10GB。FSR(アップスケーリング技術)の恩恵もありますが、ナイトシティのネオンが反射する路面を4Kのヌルヌル映像でドライブできるのは、感動の一言。PS5などのコンシューマー機では絶対に体験できない領域です。

2-3. モンスターハンターワイルズ(最新アクション)

設定:ウルトラ画質 / フレーム生成ON

  • フルHD: 平均 188 fps / スコア 32,145

  • 4K: 平均 137 fps / スコア 23,504

【考察】 最新作モンハンも余裕の動作。ここではVRAMを13GB近く消費していました。もしこれがVRAM 10GBや12GBのグラボだったら、カクつきが発生していたかもしれません。「16GBあってよかった」と心底思える瞬間です。 4K解像度でモンスターの鱗の質感までくっきり見えつつ、137fpsで滑らかに狩りができる。ハンターとしての腕も上がりそうです。

2-4. フォートナイト(人気バトロワ)

設定:DX12 / 最高設定

  • フルHD: 平均 330 fps (降下中〜地上)

  • 4K: 平均 200 fps

【考察】 フルHDでは300fpsを超え、モニターのリフレッシュレート(240Hzなど)を完全に使い切れます。しかし、4Kでも200fps出ています。競技勢でなければ、4Kの高精細なグラフィックで敵を視認しやすくしつつ、200fpsで戦うほうが満足度は高いかもしれません。

2-5. APEX Legends(定番FPS)

設定:最高設定

  • フルHD: 平均 300 fps (上限張り付き)

  • 4K: 平均 270 fps

【考察】 APEXに関しては、フルHDでも4Kでもほとんどフレームレートが変わりませんでした(エンジンの仕様上300上限に近い)。 つまり、APEXをやるなら4Kモニターでやらないと損です。同じフレームレートなら、解像度が高いほうが遠くの敵をドット単位で視認しやすいですからね。


第3章:結論「RX 9070 XTは4Kで輝く」

 

 

10種類のベンチマークを終えて、一つの明確な結論が出ました。

「RX 9070 XTをフルHDモニターで使うのは、フェラーリで日本の路地裏を走るようなものだ」

フルHD環境では、GPUパワーを持て余しすぎています。CPU側の処理が追いつかず、GPU使用率が100%にならない場面もありました。 このグラフィックボードの主戦場は間違いなく**「4K」**です。

87,800円という価格で、最新ゲームを4K・最高画質・高フレームレートで動かせる。これはNVIDIAの同価格帯(もしあればですが)では太刀打ちできない、Radeonならではの圧倒的なコストパフォーマンスだと言えます。

もしあなたが現在フルHDモニターしか持っていないとしても、このグラボを買う価値はあります。なぜなら、将来的に4Kモニターを導入した瞬間に、世界が変わるからです。

 

 

 

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第4章:【緊急警告】自作PC界隈の崩壊と、我々が直面する「絶望」

 

 

さて、ここからは少しトーンを変えて、**「今、自作PCを組もうとしているすべての人」**に伝えなければならない、残酷な真実をお話しします。

動画内でも触れましたが、私は今、自作PC界隈に対して強い危機感を抱いています。

4-1. 異常事態:メモリ価格の高騰

2025年後半にかけて、DDR5メモリの価格が常軌を逸した上がり方をしています。 かつて1万7千円〜2万円程度で買えた「DDR5 32GBキット」が、現在は3万〜4万円。64GBキットに至っては6万〜7万円という異常事態です。

倍です。価格が倍になっているんです。

原因は明白。**「AI特需」**です。 Google、Amazon、Metaなどの巨大テック企業が、AIサーバー用のメモリを大量に買い占め、メーカーも利益率の高いサーバー用メモリの生産にラインを全振りしています。その結果、我々コンシューマー向けのメモリが市場から消え、価格が暴騰しているのです。

4-2. 連鎖する値上げの波

悪いニュースはメモリだけではありません。 SSD(NANDフラッシュ)や、グラフィックボードのVRAMも、結局は「半導体メモリ」の塊です。DDR5の高騰は、必ずSSDやグラボの価格上昇にも波及します。

「秋頃には値上がりする」と識者たちは警告していました。しかし、私を含め多くの人が「またまた〜」と楽観視していた。そのツケが今、回ってきています。

4-3. 自作PCは「富豪の趣味」になってしまうのか?

メモリに4万円、グラボに10万円、マザーボードに3万円、CPUに5万円…。 これらを合計すると、ミドルスペックのPCを組むだけで25万円〜30万円コースです。これでは、これから自作PCを始めようという若い人や学生さんが入ってこられません。

「PS5でいいじゃん」 そう言われて反論できない現状が、一人のPC好きとして本当に悔しいし、寂しいのです。自作PC人口が減れば、パーツショップも減り、情報は少なくなり、界隈は衰退してしまいます。

 

 

 

 

 

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第5章:それでも自作をやめないための「生存戦略」

 

 

では、私たちはどうすればいいのか?指をくわえて値上がりを見ているしかないのか? いいえ、策はあります。ベンジャミン流の「生存戦略」を2つ提案します。

戦略1:今すぐ「買えるもの」を買う

RX 9070 XTのように、セールで適正価格(あるいは破格)になっているパーツを見つけたら、迷わず確保してください。 「もう少し待てば下がるかも」という期待は捨てましょう。AIバブルが弾けるまでは、基本的に右肩上がりです。特にVRAMを大量に積んだグラボは、今後AI生成用途での需要も高まるため、さらに値上がりするリスクがあります。買うなら今、2025年のうちです。

戦略2:枯れた技術「DDR4」を見直す

最新のDDR5が高いなら、**DDR4(AM4環境)**で組めばいいのです。 今回の私の検証結果を見てください。Ryzen 7 5700X3DとDDR4メモリの組み合わせで、最新ゲームが4Kでここまで快適に動いています。

DDR4メモリなら、16GBで5000円〜6000円程度で手に入ります。浮いた数万円をグラボのランクアップに回す。これこそが、賢い「ジャンカー」的思考であり、今の時代を生き抜く最適解だと私は確信しています。 もちろん、中古パーツ(ジャンク)をうまく活用するのも手です。


結論:嵐の中で賢く楽しもう

 

 

今回の記事をまとめます。

  1. RX 9070 XTは神コスパ: 4Kゲーミングの最適解。8万円台なら即買いレベル。

  2. 4Kモニター必須: FHDでは性能を持て余す。高精細な世界へ踏み出そう。

  3. 市場は危険水域: メモリ高騰は始まりに過ぎない。早めの決断が必要。

  4. 工夫で乗り切る: AM4やDDR4を活用し、賢くコストを抑えるべし。

AIバブルや円安など、逆風は吹き荒れていますが、それでも「自分の手でPCを組み、そのPCでゲームの世界に没入する」という体験は何物にも代えがたい喜びです。

情報こそが武器です。このブログや私のYouTubeチャンネルでは、そんな厳しい時代を生き抜くためのリアルな情報、そして「安くても楽しめる」PCライフの提案を発信し続けていきます。

今回の記事が、皆さんのパーツ選びの参考になれば幸いです。 RX 9070 XT、マジでおすすめですよ!


次回の予告

今回はAM4プラットフォームで検証しましたが、皆さんが気になるのは**「じゃあ最新のAM5(Ryzen 7000/9000番台)に変えたら、もっと伸びるの?」**という点でしょう。

次回のブログ(動画)では、涙を飲んで高騰したDDR5メモリとAM5マザーボードを用意し、**「AM4 vs AM5 新旧プラットフォーム対決」**を行います! RX 9070 XTのポテンシャルはどこまで伸びるのか?お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 ベンジャミンLABでした。バイバイ!