「Ryzen 5でもX3Dが出たらしい」——そんな噂を聞いて気になったけど、調べてみたら日本で売っていない、価格もよくわからない、そもそも今さらAM4ってどうなの?と疑問だらけ…なんて方、いませんか?
私ベンジャミンも、ずっとこのCPUが気になっていました。実際にAliExpressで購入して、手持ちのRyzen 7 5700X3Dとベンチマーク4種で正面対決させてみたんです。結果は、正直なところ予想以上に差がつきました。
この記事では、Ryzen 5 5500X3Dの購入方法から実測ベンチマーク、そして「結局買いなのか?」の結論まで、すべてまとめています。
Ryzen 5 5500X3Dとは?日本未発売の「謎CPU」の正体

AM4なのに2025年冬に突如登場した異色モデル
Ryzen 5 5500X3Dは、AMDがAM4ソケット向けに2025年冬ごろ投入した3D V-Cache(3次元方向にキャッシュメモリを積層する技術)搭載CPUです。
これまでAM4で3D V-Cacheを搭載したモデルといえば、Ryzen 7 5700X3Dが最下位ラインでした。つまり、Ryzen 5グレードのX3Dはこれが初ということになります。
ただし、すでにAM5プラットフォームが登場して2年以上が経過しているタイミングでの投入。「なんで今さらAM4?」と感じた方も多いのではないでしょうか。私も正直そう思いました。
日本では正規販売されていない
さらに驚くのが、このCPUは日本国内のPCショップ(パソコン工房、ドスパラ、ツクモなど)では一切取り扱いがないという点です。入手手段は基本的にAliExpressなどの海外通販か、フリマサイトに限られます。
💡 ポイント: 日本で正規流通していないため、保証やサポートは期待できません。購入は自己責任であることを理解した上で検討してください。
購入価格と関税の現実|実質いくらかかるのか

AliExpressでの購入価格
私が購入したのは2026年の1〜2月ごろ。AliExpress上での価格はクーポン適用後で約25,000円でした。
ただし、ここで見落としがちなのが関税です。国際郵便で届いた際に、郵便局員さんから「1,200円徴収します」と言われたときは驚きました。これはいわゆる個人輸入時にかかる消費税・関税で、商品価格や為替レートによって変動します。
実質的なトータルコスト
| 項目 | 金額(税込目安) |
|---|---|
| AliExpress購入価格(クーポン後) | 約25,000円 |
| 関税+消費税 | 約1,200円 |
| 合計 | 約27,000円 |
ちなみに、Ryzen 7 5700X3Dを私が購入したのは約2年前で、当時の価格は18,000円ほど。物価高の影響があるとはいえ、Ryzen 5にこの価格は正直割高だなと感じました。
💡 ポイント: 執筆時点(2026年4月)のAliExpressでは、クーポン込みで約24,000円台で購入可能です。ただし価格は常に変動するため、購入前に最新価格を確認してください。
ベンチマーク比較|5500X3D vs 5700X3D 全4種の結果

テスト環境
比較条件を揃えるため、GPU・メモリ・ストレージなどのCPU以外の構成は同一環境でテストしています。
| パーツ | 構成 |
|---|---|
| GPU | RX 9070 XT |
| ソケット | AM4 |
| 比較CPU① | Ryzen 5 5500X3D(6コア12スレッド / 105W / L3キャッシュ96MB) |
| 比較CPU② | Ryzen 7 5700X3D(8コア16スレッド / 105W / L3キャッシュ96MB) |
CINEBENCH R15(CPU純粋性能)
| CPU | スコア |
|---|---|
| Ryzen 5 5500X3D | 1,398 |
| Ryzen 7 5700X3D | 1,722 |
6コアと8コアの差がそのまま出た形です。マルチスレッド性能では約19%の差。CPUの地力としては明確にRyzen 7が上回っています。
FF14ベンチマーク(最高品質・FSR・フルスクリーン)
| CPU | スコア |
|---|---|
| Ryzen 5 5500X3D | 24,426 |
| Ryzen 7 5700X3D | 約30,000 |
約6,000点差。どちらも「非常に快適」判定ではありますが、数値として見るとかなりの開きです。
サイバーパンク2077(レイトレーシング ウルトラ)
| CPU | 平均fps |
|---|---|
| Ryzen 5 5500X3D | 187 fps |
| Ryzen 7 5700X3D | 235 fps |
48fpsの差はゲーム体験に直結するレベル。特にレイトレーシングのような重い処理では、CPUのコア数・スレッド数の差が顕著に出ています。
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク(ウルトラ・フレーム生成オン)
| CPU | スコア | 平均fps |
|---|---|---|
| Ryzen 5 5500X3D | 28,330 | 167 fps |
| Ryzen 7 5700X3D | 32,145 | 188 fps |
こちらも約4,000点・21fpsの差。どのベンチマークでも一貫してRyzen 7が上回る結果になりました。
🎬 動画で見たい方はこちら:【5500X3D vs 5700X3D 比較したら差がエグい】
なぜ「5600X3D」ではなく「5500X3D」だったのか

AMDが意図的に差をつけた可能性
ベンチマーク結果を見ていて私が感じたのは、「これ、わざと5500で出したんじゃないか?」ということです。
仮にRyzen 5 5600X3Dとして登場していたら、FF14ベンチで28,000程度まで届いた可能性があります。そうなるとRyzen 7 5700X3Dとの差がわずか2,000点程度まで縮まり、上位モデルの存在意義が薄れてしまいます。
つまり、ラインナップ全体のバランスを保つために、あえてRyzen 5 5500(ベースクロックが低いモデル)を選んだのではないか——というのが私の推測です。
もっと早く出ていれば覇権を取れた?
もう一つ思うのは、タイミングの問題です。AM5がまだ普及していない2023〜2024年に投入されていたら、AM4ユーザーの間で爆発的に売れたでしょう。2025年冬の投入は、率直に言って遅すぎました。
👉 関連記事:【MacBook Air M5とM2の性能差をベンチマークで徹底比較】
結局「買い」なのか?用途別の結論

買いな人
- すでにAM4環境を持っていて、CPUだけ交換したい人
- Ryzen 5 5500などの非X3Dモデルからアップグレードしたい人
- 3D V-Cacheの効果を低コストで体験してみたい人
買いじゃない人
- これからゼロで自作PCを組む人 → AM5(DDR5)環境の方が将来性がある
- すでにRyzen 7 5700X3Dを持っている人 → ダウングレードになる
- 27,000円の予算があるなら、中古でRyzen 7 5700X3Dを探した方がコスパが良い可能性がある
💡 ポイント: Ryzen 5 5500X3Dは「AM4延命の切り札」であり、「新規構築の選択肢」ではありません。自分がどちらに該当するかで判断してください。



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まとめ

- Ryzen 5 5500X3DはAM4初のRyzen 5グレードX3D CPUだが、日本では正規販売されていない
- AliExpressで約24,000〜27,000円(関税込み)で購入可能
- Ryzen 7 5700X3Dとの比較では、全ベンチマークで明確な性能差がある(FF14で約6,000点差、サイバーパンクで48fps差)
- AM4環境を持っている人のアップグレードには有効だが、新規で組むならAM5を選ぶべき
- 5600X3Dではなく5500X3Dで登場したのは、上位モデルとの差別化を意図した可能性がある


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今回のベンチマーク比較は、動画でも全テストの様子をノーカットでお見せしています。数値だけだとピンとこない方は、ぜひ動画で実際のフレームレートの違いを体感してみてください。
🎬 動画はこちら → 【5500X3D vs 5700X3D 比較したら差がエグい】
AM4やAliExpressパーツの検証は今後もどんどんやっていきますので、気になる方はチャンネルもチェックしてもらえると嬉しいです。







