【2025年版】RX 9060 XT 8GBはAFMFで神化する!3万円台最強コスパグラボの実力を徹底検証

【ブログ始動!】べんじゃみんLABのPCパーツ深掘り基地へようこそ!

皆さん、こんにちは!そして、いつもYouTube「べんじゃみんLAB」をご覧いただき、本当にありがとうございます!ラボの主、べんじゃみんです。

さて、この度、満を持して(というほどでもないかもしれませんが、笑)ブログという新たな実験場をオープンすることにいたしました!

「なんでまたブログ?」って思われるかもしれませんね。

YouTubeの動画では、時間の制約もあって「これ面白い!」「動いたー!」という勢いや楽しさをお届けすることを重視しているんですが、その裏側には、

  • 「このジャンクパーツ、実はこんな歴史があって…」
  • 「ベンチマークのこの数値、他のパーツと比べるとどうなの?」
  • 「この組み合わせ、なんでこんなにコスパいいの?」
  • 「動画ではカットしたけど、実はこんなトラブルもあってね…」

なんていう、もっとマニアックで、じっくり腰を据えて語りたいコトがたくさん眠っているんです。

そう、このブログは、そんなYouTubeでは語り尽くせないPCパーツの奥深い話や、レビューの詳細なデータ、DIYのちょっとしたコツ、そして時には動画の裏話まで、べんじゃみんLABの「もっと知りたい!」をギュギュっと詰め込んだ場所にしていきたいと思っています。

動画を見て「おっ!」と思ってくださったあなたなら、きっとこのブログでさらに「なるほど!」「そうだったのか!」と頷ける情報に出会えるはず。YouTubeの動画とこのブログ、両方を行き来してもらうことで、べんじゃみんLABのPCパーツいじりが、もっと立体的になるんじゃないかな、なんてワクワクしています。

PC自作のベテランさんはもちろん、「これからPC組んでみたいな」「ジャンクパーツって面白そうだけど、ちょっと怖いかも…」なんていう初心者の方まで、気軽に立ち寄って、PCパーツの楽しさ、そして時にはその妖しさ(笑)を共有できる場所にしていきたいです。

まだまだ手探りでのスタートですが、皆さんのPCライフがちょっとでも豊かになるような、そしてクスッと笑えるような情報をお届けできるよう頑張りますので、どうぞ末永く、そしてゆるーくお付き合いいただけると嬉しいです。

コメントや質問も大歓迎!YouTubeのコメント欄とはまた違った、じっくりとしたやり取りも楽しみにしています。

それでは、べんじゃみんLABブログ、どうぞごゆっくりとお楽しみください!

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あなたの“常識”を、覆させてください

こんにちは!あなたのPCライフに最高のコストパフォーマンスを届けるベンジャミンです。

「新しいPCゲームを快適に遊びたいけど、グラボは高すぎる…」「VRAM 8GBのグラボなんて、今さら買ってもすぐに時代遅れになるんじゃないか?」

そんな悩みを抱えながら、今日も価格比較サイトと睨めっこしているそこのあなた。

お気持ち、痛いほど分かります。

自作PCの世界は、時に「スペック至上主義」の空気に満ちていて、予算が限られている僕たちのようなユーザーにとっては、少し息苦しく感じることもありますよね。

しかし、もしその「常識」が、ある一つの技術によって根底から覆されるとしたら、どうでしょう?

今回ご紹介するのは、市場で「不人気」「売れ残り」のレッテルを貼られた悲運のグラフィックボード、「AMD Radeon RX 9060 XT 8GB」。

VRAM 8GBというスペックが敬遠され、セール時には39,800円という破格で売られていた一枚です。

しかし、この“売れてない”グラボこそが、AMDの魔法の技術「AFMF」と組み合わせることで、10万円クラスの製品とも渡り合えるほどの驚異的なパフォーマンスを発揮する、隠れた名機だったのです。

この記事では、僕が実際に購入したRX 9060 XT 8GBを使い、AFMFがもたらす恩恵は本物なのか、重量級ゲームのベンチマークを通して徹底的に検証します。

単なるスペック紹介ではありません。

これは、常識に挑み、最高の価値を見つけ出すための、一つの冒険の記録です。あなたのグラボ選びの地図を、この記事でアップデートしてみませんか?

 

 


第1章:悲運の烙印 – なぜ「RX 9060 XT 8GB」は人気がないのか?

 

 

この物語の主役が、なぜこれほどまでに不遇な扱いを受けているのか。まずはその理由を深く掘り下げてみましょう。

 

VRAM 8GBの壁と「スペック不安」という心理

 

最大の理由は、やはり「VRAM(ビデオメモリ)が8GB」であるという一点に尽きます。

VRAMとは、GPUが画像を描画するために使う専用の高速メモリのことで、いわば「グラボの作業机の広さ」です。

近年のAAAタイトル、例えば『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』や『アランウェイク2』などは、映画のような高精細なテクスチャを大量に使用します。

これにより、フルHD(1920×1080)解像度ですら、ゲーム設定を「ウルトラ」にするとVRAMを8GB以上消費する場面が決して珍しくなくなりました。

この「VRAM不足」に陥ると、GPUは低速なメインメモリ(RAM)にデータを退避させる「メモリオーバーフロー」という現象を引き起こし、フレームレートの急激な低下、いわゆる「スタッタリング(カクつき)」の原因となります。

こうした背景から、自作PCコミュニティでは「今から買うなら、将来性も考えてVRAM 16GBモデルが最低ライン」という風潮が強まりました。

ユーザー心理として、「せっかく新しいグラボを買うのに、すぐにVRAM不足で設定を妥協するのは嫌だ」という「スペック不安」が働き、結果として8GBモデルは選択肢から外されがちになったのです。

 

市場での立ち位置と競合の存在

 

RX 9060 XTには、同じチップを搭載したVRAM 16GBモデルが存在します。

価格差は1万円弱。

多くのユーザーが「あと少し足して安心を買おう」と16GBモデルに流れたのも無理はありません。

さらに、競合であるNVIDIAのGeForceシリーズも強力です。

同価格帯には、アップスケーリング技術「DLSS」で定評のあるモデルがひしめいています。

こうした厳しい市場環境の中で、RX 9060 XT 8GBは「帯に短し襷に長し」といった中途半端な存在として、静かにその価値を見過ごされてきたのです。

 

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救世主「AFMF」- AMDが放つフレーム生成の魔法

 

 

しかし、この物語はここで終わりません。不遇のグラボを救い出すべく現れたのが、AMDの独自技術「AMD Fluid Motion Frames」、通称AFMFです。

 

AFMFの仕組み:FSRやDLSSと何が違うのか?

 

AFMFは、ドライバレベルで機能する革新的なフレーム生成技術です。

ここで少し、NVIDIAのDLSSやAMD自身のFSRといった「超解像技術」との違いを整理しましょう。

  • 超解像技術 (DLSS/FSR): 低い解像度でゲームをレンダリングし、それをAIの力で目標の解像度(例: フルHD)に引き伸ばす(アップスケールする)技術。GPUの負荷を下げ、フレームレートを向上させます。ゲーム側での対応が必要です。
  • フレーム生成技術 (AFMF/DLSS 3): GPUが描画したフレームと次のフレームの間に、AIが動きを予測して全く新しいフレームを「補間」して挿入する技術。これにより、フレームレートそのものを倍増させます。

AFMFの最大の特徴は、「ドライバレベルで動作するため、ゲーム側の対応が不要」である点です。つまり、DirectX 11および12で動作するほぼ全てのゲームで、この恩恵を受けられる可能性があるのです。

これは、DLSS 3のフレーム生成が対応ゲームでしか使えない点と一線を画す、非常に大きなアドバンテージです。

 

AFMFのメリットと注意すべき点

 

もちろん、この魔法のような技術にも光と影があります。

  • メリット:
    • 圧倒的なフレームレート向上: 対応ゲームの縛りがなく、手軽にFPSを1.5倍~2倍以上に引き上げられます。
    • 滑らかな映像体験: 高リフレッシュレートモニターの性能を最大限に引き出し、ヌルヌルとした快適な視点操作が可能になります。
  • 注意すべき点(デメリット):
    • 入力遅延の微増: 補間フレームを生成する処理のため、わずかながら入力遅延(マウスを動かしてから画面が反応するまでの時間)が増加します。そのため、コンマ1秒を争う競技性の高いeスポーツタイトル(VALORANT, Apex Legendsなど)のガチプレイには向きません。AMDもこの点を考慮し、マウスの動きが速い場合はAFMFが自動で一時停止する仕様になっています。
    • アーティファクトの可能性: UI表示や動きの激しい場面で、映像に僅かな乱れ(アーティファクト)が発生することがあります。しかし、僕がプレイした限りでは、ゲームへの没入感を損なうほど気になるものではありませんでした。

 

AFMFの有効化と設定方法

 

設定は驚くほど簡単です。

  1. ゲームを起動します。
  2. AMD Softwareのオーバーレイを「Alt+R」で開きます。
  3. 「ゲーム」タブから対象のゲームを選択します。
  4. 「AMD Fluid Motion Frames」のトグルスイッチを「有効」にするだけ。

これで、あなたのゲーム体験は新たな次元へと突入します。

 

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実証 – RX 9060 XT 8GB + AFMF ベンチマークテスト

 

 

お待たせしました。理論はもう十分でしょう。ここからは、この「不人気グラボ」と「魔法の技術」の組み合わせが、どれほどのポテンシャルを秘めているのか、実際のゲームで証明していきます。

 

テスト環境の詳細

 

ベンチマークの信頼性を担保するため、今回のテスト環境を詳細に記します。

  • CPU: AMD Ryzen 7 7700
  • GPU: AMD Radeon RX 9060 XT 8GB
  • マザーボード: ASRock B850 LiveMixer
  • メモリ: DDR5 32GB (16GB×2) 6000MHz
  • ストレージ: NVMe Gen4 SSD 1TB
  • OS: Windows 10 Pro
  • グラフィックドライバ: AMD Software: Adrenalin Edition (撮影時の最新版)
  • 室温: 約25℃

 

検証①:モンハンベンチマーク – 快適の向こう側へ

 

まずはPCゲームの快適性を測る上で定番の「モンスターハンターワイルズベンチマーク」から。設定はフルHD解像度の「ウルトラ」設定です。

設定 平均FPS 最低FPS (1% Low) スコア
AFMF OFF 109fps 78fps 19,339
AFMF ON 285fps 162fps

 

【分析】 AFMFをOFFにした状態でも平均100fpsを超えており、十二分に快適です。しかし、AFMFをONにした瞬間、フレームレートは異次元の領域へと突入しました。

平均FPSは約2.6倍の285fpsに到達。注目すべきは最低FPS(1% Low)で、こちらも2倍以上に向上しています。

これは、ただフレームレートが高いだけでなく、カクつきが非常に少ない、安定したプレイ体験が得られることを意味します。

VRAM使用率は7.9GBと上限ギリギリでしたが、パフォーマンスへの影響は見られませんでした。

 

検証②:サイバーパンク2077 – 重量級ゲームの常識を破壊する

 

次に、現行最高峰のグラフィック負荷を誇る『サイバーパンク2077』です。

フルHD、「レイトレーシング:ウルトラ」という、並のグラボではまともに動作しない極めて重い設定でテストしました。

設定 平均FPS 最低FPS (1% Low)
AFMF OFF 134fps 95fps
AFMF ON 292fps 175fps
レイトレなし / ウルトラ / AFMF ON 403fps 241fps

 

【分析】 衝撃、という言葉しか見つかりません。AFMF OFFですら平均134fpsという驚異的な数値を叩き出していますが、AFMFをONにすると、レイトレ最高設定にもかかわらず平均292fpsに達しました。

ナイトシティの雨に濡れたネオン街が、かつてないほどの滑らかさで眼前に広がります。

さらに、レイトレーシングをOFFにした純粋なウルトラ設定では、平均FPSはついに400の大台を突破。

これはもはや、競技用ハイエンドモニターの性能をフルに引き出すためのスペックです。

3万円台のグラボがこれほどのパフォーマンスを発揮するとは、一体誰が想像できたでしょうか。

 

限界点の探求:オーバードライブモードでの挑戦と失敗

 

ただし、このグラボも万能ではありません。

『サイバーパンク2077』にはさらにその上、「レイトレーシング:オーバードライブ」という、まさに“ハードウェア殺し”のモードが存在します。

好奇心から試してみたところ、結果は惨憺たるものでした。フレームレートは一桁に落ち込み、まともに動作しません。

これはVRAM 8GBの限界が明確に現れた瞬間です。

この正直な失敗談も、このグラボの性能特性を理解する上で重要な情報だと考えています。

 

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評決 – RX 9060 XT 8GBは「買い」なのか?

 

 

すべての検証を終え、今、僕の心は確信に満ちています。

 

フルHD環境における「絶対王者」

 

結論から言えば、「フルHD解像度でゲームをプレイする」という条件において、RX 9060 XT 8GBはAFMFと組み合わせることで、現行最強クラスのコストパフォーマンスを発揮します。

4K解像度や、設定をとことん突き詰めるウルトラワイドモニターでのプレイには向きません。

しかし、日本のゲーマーの大多数を占めるフルHD環境において、このグラボの性能はオーバースペックと言っても過言ではないでしょう。

 

こんなあなたにこそ、この一枚を

 

  • フルHDの高リフレッシュレートモニター(144Hz以上)でFPSやアクションゲームをプレイしたい方
  • 最新のAAAタイトルを、最高設定に固執せず「高設定」で快適に楽しみたい方
  • とにかく安く、性能の良いゲーミングPCを組みたい自作PC初心者の方
  • 古いグラボ(GTX 1000/1600シリーズ、RTX 2000シリーズなど)からの乗り換えを検討している方

もしあなたがこれらのいずれかに当てはまるなら、このグラボは最高の選択肢となり得ます。

 

最終結論:常識を疑え!未知の価値を見つけ出そう

 

今回の検証で明らかになったのは、「人気がない=性能が低い」という単純な図式は成り立たない、ということです。「RX 9060 XT 8GB」は、VRAM 8GBという一点だけでその価値を正当に評価されていませんでした。

しかし、AFMFというテクノロジーの光を当てることで、その内に秘めた驚異的なポテンシャルが目を覚ましたのです。

年末セールや中古市場で、このグラボが再び4万円を切る価格であなたの前に現れたなら、迷わず手を伸ばしてみてください。

それはきっと、あなたのPCゲーミングライフを、最も賢く、そして豊かにする一枚となるはずです。