現場仕事に従事している方
フルハーネス型安全帯の購入を検討されている方
法改正にともない安全帯を買い替える方
フルハーネス型安全帯の新規格の内容を知りたい方
パンケーキ
ベンジャミン
パンケーキ
ベンジャミン
パンケーキ
ベンジャミン
パンケーキ
2019年2月1日より、フルハーネス型安全帯の使用が始まってます。
使用が始まっただけで、使用義務とまでは、今のところいってません。
墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインより引用
こちらが、規格改定スケジュールです。
安全帯からフルハーネス型安全帯へスライドする予定表ですね。
完全移行には、およそ3年間の準備期間が設けられてます。
完全移行は2022年1月2日より、旧規格の使用、販売共に禁止されます。
フルハーネス型安全帯導入までの時系列をみてください。
ってな具合な予定になっています。
現在は【2019/05】ですので、フルハーネス型安全帯の使用実施から3ヶ月経ちました。
トータルで考えると10分の1が、経過したところですね。
普通に考えると10分の1の人数がすでにフルハーネス型安全帯を、着用していてもおかしくはないんですが、どうですか?
ベンジャミン
パンケーキ
それでは、実際の作業現場で起きている、フルハーネス型安全帯着用義務化の実態を見ていきましょう。
私ことベンジャミンの紹介
(私の資格証です)
私もバリバリの現場の職人(タイル屋)です。
現場作業員として働いて15年になります。
現在は、主にマンションの大規模修繕工事などをやっています。
以前は、よく超高層ビルなどで仕事をしていましたので、建築用ゴンドラなどを使用して作業していました。
その際には、ルールとしてフルハーネス型安全帯の着用の義務があるので、フルハーネス型安全帯を使用して作業をしていました。
ですので、フルハーネス型安全帯に対しては、普通の職人さんよりは、知識や経験があります。
主な仕事をするフィールドは、都内近郊の神奈川寄りです。
フルハーネス 安全帯 義務化【実施3ヶ月後の現場の反応とは?】
墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインより引用
実際に工事現場ではどのくらいフルハーネス型安全帯着用義務化への関心があって、規格改定のことなどを認識しているのか?
はたまた、新規格フルハーネス型安全帯への認識や理解度はどのくらいなのか?
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育は受講したのか?
受講するのか?
ここでは、私が現場作業に従事しながら、実際に各現場で感じた、フルハーネス型安全帯の使用に関するアレコレを質問形式で答えていきたいと思います。
まずは1番知りたい着用率!
実施から3ヶ月後の、フルハーネス型安全帯の着用率は?
1名です。
1名とは?
パンケーキ
ベンジャミン
パンケーキ
ベンジャミン
はい
1名だけです。
着用率として計算するのでしたら、私がこの3ヶ月間で出会った作業員さんの数をださなきゃダメですよね。
だいたいですが、700人くらいだと思います。
私は、俗にいう、スーパーゼネコンといわれる、鹿島建設や清水建設などでは仕事せず、中型の規模の建設会社の仕事が多いので、一つの現場に50人くらいの作業員しかいない場合がほとんどです。
スーパーゼネコンなどで仕事を多くやる方ですと、3ヶ月で3千人くらい会っていてもおかしくないですし、スーパーゼネコンから、一足先にフルハーネス型安全帯の着用義務化が独自のルールで始まってもおかしくないと思います。
それと、関東と地方、都会と田舎などでもルールには、かなり幅があると思われます。
ですが、今回は私基準でのお話になりますので、よろしくお願いします。
私の場合の着用率は、700分の1ですので
0.142857143 %
です。
だいたい、0.14%ですね。
パンケーキ
っていいますか、私もビックリするくらいフルハーネス型安全帯を着用している方にお会いしませんでした。
言っときますが、鳶職の方など、一部の以前よりフルハーネス型安全帯の着用を義務づけられた方を除いてって事ですからね。
私がお会いした、フルハーネス型安全帯を着用していた作業員の方はシール屋さんです。
シーリング工事をする方ですね。
せっかくなので、なんでフルハーネス型安全帯を着用しているのか聞いてみました。
「2022年のフルハーネス型安全帯の着用義務化へ向けて、どんなものか着用してみたかったから」
という返答が返ってきました。
ベンジャミン
実際どうですか?
作業は捗りますか?
と質問したところ
「やっぱり、邪魔ですね。
でも、思ってたほど邪魔ではないですね。」
とのことでした。
見た目よりは、邪魔じゃないってことですね。
こういうのを聞くと、安心しますよね。
着用していた、フルハーネス型安全帯のメーカーなどは聞かなかったし、覚えてないのですが、けっこうゴッつくて、カッコいいやつでしたね。
それにしても、好奇心旺盛な作業員の方ですよね。
この方は、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育も受講済みとのことでした。
2つ目の質問です。
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育をすでに受講しましたか?
7割くらいの方が受講済みでした。
パンケーキ
ベンジャミン
これには、私もビックリでした。
ちなみに私はまだ受講してません。
そりゃ〜もちろん、全員の方には聞けないですし、限られた仲の良い作業員の方限定ですが、7割くらいの方はすでに受講済みでした。
これは、おそらく、各職種の協会や建設会社で一括して受講すると楽だよ(お安いよ)みたいなのが関係していると思います。
ですが、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育の受講率にはビックリしました。
ベンジャミン
お次は、新規格の基準について。
どんなフルハーネス型安全帯を買えば良いか知ってますか?
ほとんどの方が知らないし、わからない。
これに関しては、ほとんどの方がなんの知識もありませんでした。
おそらく頭の良いであろうし、詳しいであろう、現場監督(所長クラス)や元請けの方などに、
「今回のフルハーネス型安全帯の新規格の基準って決まったんですか?」
って質問したら、どうしようもない、十人十色の答えが返ってきたんですよ。
「知らない」
「決まったんじゃない、わからないけど」
「夏頃決まるらしいよ」
「決まってないから、まだ買わない方が良いよ」
こんなズサンな状態です。
どうしようもないですよね!
何にも把握していないんですよ。
中には、真剣に話してくれる方もいましたけどね。
その方は、フルハーネスを着用していました。
監督や、元請けの方などは、朝礼時と現場巡回時ぐらいにしか、着用しないので、先の質問「実施から3ヶ月後の、フルハーネス型安全帯の着用率は?」には含めてません。
実際に作業をしない方には、フルハーネス型安全帯の着用なんて関係ないからです。
言ってしまえば、監督や、元請けの方なんて、着用しようが、しまいが、どうでも良いのです。
だって作業しないんですから!
寒い時は、暖房で!
暑い時は、冷房で!
フルハーネス型安全帯を着用して、作業員が苦労しよがしまいが、現場が正常ならなんでも良いんですよ。
工期に間に合い、労災がなく、なにごとも問題なく、自分に火の粉が降らなければ何でも良いんですよ。
まっ、彼らも人間ですし、自分可愛いでしょうし、彼らに別になにも求めてないですし、どうでも良いのですが!
これが、実際の建築現場ってもんです。
たまに、良い人間もいますからね。
気を落とさずに!
そうそう、真剣に話してくれた方の話ですが。
なんでも、「先ずは現場の責任者(元請け)がフルハーネス型安全帯の着用義務化をアピールする必要があるからだ!」って言ってました。
ベンジャミン
この人良い人なんだよな!
少し偏屈で面倒くさい、ジイさんなんだけど!
この方も、「まだ正式には、新規格の基準は決まってないので、まだ購入しない方が良い」って言ってました。
それを踏まえ、私も調べ直したんですが、やっぱり新規格の基準は決まってますよ。
墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインより引用
ベンジャミン
どう思います?
新規格の基準は、決まってますよね?
新規格のフルハーネス型安全帯と旧規格のフルハーネス型安全帯の違いは、ランヤード部のショックアブソーバーの有無です。
私は、これだけだと思います。
以前に記事にもしていますので、読んでみてください。
2021年最新版【フルハーネス 安全帯 義務化】新規格の内容とは?
話を戻しますが、結局のところフルハーネス型安全帯の新規格の基準が、よくわからないから現場の作業員の方は、購入できていない状態なんですよ。
ようするに、なにを買って良いか、わからないから買えないんです。
ですが、質問2でも紹介したように、みなさん、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育は受講済みなんですよ。
私は、まだ受講していないので詳しくはわからないですが、この手の話も、おそらくしているはずですよ。
ってことは、まともに聞いてないのが現実なんですね。
受講したくて受講したのではなく、受講しなくては、今後現場作業ができなくなるらしいから、しょうかなく受講したんです。
なんも、聞く耳もたないし、居るだけ、隙あらば寝ちゃおう。
くらいにしか思ってません。
私も数々のこのような、半強制的な建設業の資格を受講してきたので、わかるんです。
この手の半強制的な建設業の資格は、ただの責任転換をしたいが為にやってるだけです。
何か事故があっても、自己責任ですよ!
国としては、受講までやって、資格証を配ってますから!
ちゃんと、説明していますからね!
こんなことが言いたいだけなんですね。
まっ、全て私の個人的な推測ですけどね。
脱線しまくりですが、何が言いたいかといいますと。
もっと、監督する側の人間が作業員にフルハーネス型安全帯の着用にまつわる新規格、新基準の事だとか、どんなハーネスを買った方が良いだとか、特別教育の事だとか、もっと作業員に普及運動をしていかないとダメだと思う。
所詮、監督や元請けの方はフルハーネス型安全帯を着用して作業しないので、軽い気持ちで考えているのでしょう。
会社の上司に言われるまでフルハーネス型安全帯を着用する気がないのもわかる。
でもそれでは良くない!
先ずは先に立つ現場責任者の方達が、フルハーネス型安全帯を着用しなくてはいけないと思う。
そして、フルハーネス型安全帯について、詳しくなってもらわないと困る。
そのくらいの普及活動も込みで現場監督だと思う。
でも、現場作業員の方も、自分が2022年からフルハーネス型安全帯を着用して作業しなくてはならないので、もっと率先して調べたり、知識をつけるべきです。
3つ目の質問です。
結局のところ、フルハーネス型安全帯着用義務化へ関心はあるのか?
関心はあるが、人任せ!
みなさん関心は非常に高いです。
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育の受講率をみてもわかるように、ご自分が当事者であることは理解していても、まだ3年の猶予期間があるので、周りの人達を見ながら、ゆっくりと様子を伺っている感じですね。
要するに、周りを様子見ですね
周りの人達がフルハーネス型安全帯を付け出したら自分も付けようかな〜っていう、人任せスタイルですね。
でもこれはわかりますよね。
できることなら付けたくないフルハーネス型安全帯ですからね。
できることなら、直前まで着用を引っ張る方もけっこういそうですよね。
そして、みなさんに共通していえることは、
フルハーネス型安全帯に関心はあるけど、自分で調べたりはせず、周りを伺っている状態ってことです。
だから、何が新規格なのかもわからないし、何を買って良いかかもわからない状態なんですね。
最後の質問です。
新規格のフルハーネス型安全帯を購入する際に、国から補助金がでるらしいのだが、知ってますか?
ほぼ全員知らない!
これは、ほぼ全員が知りませんでした。
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育を受講した方々も誰一人として知らないって言ってました。
私はまだ、受講してないのですが、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育では、補助金の話はでてこないのですかね?
現場監督の連中も知らないって言ってました。
また、現場監督の悪口になってしまうんですが、彼らは、結局自分のお金では、フルハーネス型安全帯は買わないんですよ。
どーせ、会社から配られるので、この補助金の出る出ないはどーでも良いですよ。
こんなん現場の作業員は自分で買う方がほとんどだと思いますが、監督連中は会社に買ってもらうのが普通なんですね。
だから、何円でも良いし、どーでも良いんですよ。
これまた、しょーもな!
話を戻しますが、国から補助金の話は、まだ本決まりではないらしいので、これからも注視していきたいと思います。
【2019/05/09】に理解した事と当ブログへの考え方と取り組み方
2019/05/09に厚生労働省と藤井電工東京支社に電話して、フルハーネス型安全帯の新規格の内容について質問してみたところ、いろいろと新たな事を理解しましたので、加筆修正させてもらいます。
まず、質問してみたところは、厚生労働省安全課というところです。
初めに、厚生労働省へ電話しました。
新たに理解した事を要点だけまとめますと、こんな感じです。
厚生労働省としては、新規格の内容を決めただけで、それを製品にするのは、各メーカーなので、新規格と旧規格の違いなどの内容が知りたければ、メーカーに直接電話して質問して下さい。
新規格の基準などは、各労働基準局へ質問してください。
フルハーネス型安全帯の補助金は、更に管轄が違うので、ココ(名前忘れたたんですが、電話番号は教えてもらいました。)に直接電話して下さい。
厚生労働省としては、内容を決めだけの一点張りでした。
だから、各質問は、他にして下さいだってw
だから、「また質問があったら、電話してもよいですか?」って聞いたら、ダメって言われた。
ハッキリとは言われてないけど、遠回しにダメだって!
「管轄の労働基準局に聞いてください」だって。
やりとりは、こんな感じです。
厚生労働省への電話でわかった事は
新規格の内容はすべて決まっている。
厚生労働省が新規格の基準を作った。
新規格や旧規格などの違いは、直接メーカーに聞け。
ベルト部もランヤード部も規格が変わった。
規格を満たしてます的な(マークやシール)は厚生労働省では作らない。
これから新規格が変わったりはしない、既にすべて完全に決まっている。
そしてメーカーにも電話したんですよね。
藤井電工の東京支社に電話して質問してみました。
藤井電工はフルハーネス型安全帯のトップメーカーですので、最適だと思い電話しました。(だって、厚生労働省がフルハーネス型安全帯の新規格だの旧規格だのは、メーカーに聞けって言うんですもん。)
藤井電工への電話でわかった事は
旧規格品と新規格品を組み合わせることは、法律上問題がある。
ベルト部もランヤード部も新規格に変更になったので、全て新規格に買い換えないとダメ。
今回の法改正は、完全な変更で、訂正ではない。
2022年1月2日以降は新規格のフルハーネス型安全帯しか使用できない。
製品に、新規格適合品というラベルが貼られる。
ベルトの型(I 型とかY型とかH型)などは、新規格の制限はない。
フルハーネス型安全帯を使用するにあたって、必ずしも、胴ベルトを使う必要はない。
藤井電工へも、「また電話しても良いですか?」って質問したら、「ええ、なんなりと」と頼もしい返答が帰ってきました。
藤井電工さん、めちゃくちゃ対応良くてびっくりしたよ。
それって、厚生労働省さんが・・・。
これらの事を理解したので、加筆修正させてもらいました。
当ブログは、私一個人が現場作業員という立場から、生の声を聞いて欲しいと思い、フルハーネス安全帯義務化について、クローズアップしています。
私も精一杯、記事を製作しているのですが、不手際や不適切な事柄が記載されているときなどは、なんなりとコメントください。
修正や加筆を加えて訂正していく所存です。
そして、よりよいブログへと進化していきたいと思っています。
私は、現場のプロですが、法律のプロではないし、専門家でもありません。
間違っている事もあれば、勘違いしている事もあるかもしれません。
もし、不手際や過失があったとしても、一切の責任は負いませんので、よろしくお願いします。
フルハーネス型安全帯の件でどうしてもわからない事は、最終的に厚生労働省へご自分でお電話するのが良いでしょうし、メーカーに問い合わせるのが良いと思います。
その方法が一番納得がいくのではないでしょうか?
私とて、一人の建設現場の作業員なんです。
そのことを念頭において、当ブログをお楽しみください。
おすすめフルハーネス型安全帯
まとめ
墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインより引用
フルハーネス 安全帯 義務化【実施3ヶ月後の現場の反応とは?】
を質問形式で私の作業現場での場合を見てきましまが、どうでしたか?
だいたいどの地域でも、こんな感じじゃないですかね?
フルハーネス安全帯の着用という意味ですと、全然浸透していませんよね。
フルハーネス型安全帯義務化のことは知っていても、まだ3年あるし、直前に買えば良いな!
なんなら、施行日の日から付ければ良いかな!
その程度にしか思ってないのが現状です。
私を含めて作業員の方は、フルハーネス型安全帯を付けたくないのが本音ですからね。
絶対に作業効率悪くなるし!
うざったいし、わずらわしいし、荷物になるし!
安全云々は抜きにして、作業効率的には、絶対に良い事ないですよね。
それも踏まえて、私が人柱となり、フルハーネス型安全帯を、着用して作業をしようと思います。
どこかのメーカーさん、フルハーネス型安全帯のスポンサーになってもらえませんかね?
よろしけば、メールかツイッターに連絡よろしくお願いします。
まっ、自分で買っても良いんだけどなぁ〜
でも無理に今からフルハーネス型安全帯を付けても、いばらの道を進むようなもんだしなぁ〜
でも、調子に乗ってブログ書いてるしなぁ〜
私がフルハーネス型安全帯を着用して、実際に作業をした感想なんて書いたら、みなさんの為になりそうだしなぁ〜
でも、作業しずらいんだよなぁ〜
でもせっかくですし、フルハーネス型安全帯を着用して作業をしたいと思います。
そして実際に着用をして作業してみた感想や使用感をレビューできたらと思っています。
それでは、明日も良い作業をw