戸建て外装タイルの修理ってどうするの?

「現在戸建てに住んでいて外装タイルを修理したいと思われている方」

「今後戸建ての住居にタイルを貼りたいと思われている方」

「タイル物件を購入したいと思われている方」

「マンションの大規模修繕工事のタイル修理が気になる方」

 

この記事はそんな方に向けて書いています。

 

 

パンケーキ
パンケーキ

だいぶ専門的なことですね〜、ベンジャミンにわかるの?

 

 

ベンジャミン
ベンジャミン

任せてください

私はプロですから。

「1級タイル張り技能士」もってますから。

 

 

 

 

この記事を読んでくれている方は、何かしら外装タイルのことで悩まれていると思います。

 

 

私と一緒に解決できたらなによりです。

 

 

外装タイルの修理にまつわることなどを正直に、現場目線で書いていきます。

 

 

私の仕事は主に大規模マンション修繕工事をしています。

 

 

戸建ての外装タイルとマンション外装タイルは施工の仕方が少し違っていて、戸建ての外装タイルはおもに、乾式工法マンション外装タイルはおもに、湿式工法です。

 

 

「おもに」と書いたのは、タイルを貼る下地の違いで、湿式工法、乾式工法、どちらで施工するかが決まってくるのです。

 

 

コンクリート下地の場合は湿式工法が一般的です。

 

 

サイディングボード下地の場合は乾式工法が一般的です。

 

 

湿式工法とは、タイルの接着剤がセメント系です。

 

 

乾式工法とは、タイルの接着剤がボンド系です。

 

 

よってタイルを貼る下地によって施工方法が変わってくるのです。

 

 

ですので戸建てですが、コンクリートでできている戸建ては、湿式工法でタイルが貼られているのが一般的です。

 

 

ですが、コンクリート下地でも湿式工法で貼る場合もあります。

 

 

最近はセメントで貼るよりボンドで貼る方が強いし耐久性があるなんて言われることがあるからです。

 

 

ですが本当はその辺の事はわかっていません。

 

 

メーカーの方でボンドの方が強い、セメントの方が強いと言っているから、我々職人もボンドが強い、セメントが強いと言ってるだけです。

 

 

ただ現場で施行している感覚からいって、ボンド張り「湿式工法」の方が強い気がします。

 

 

施工方法が変わってくると、修理の方法も変わってきます。

 

 

それでは詳しく見ていきましょう。

 

外装タイルの修理が必要となってくる症状

 

 

この記事を読んでくれている方は外装タイルの修理をしたいと思われているのですよね?

 

 

なぜ修理をしたいと思っているのですか?

 

 

本当に修理が必要なのか?

 

 

外装タイルに、どんな症状が出ているのか?

 

 

外装タイルの修理が必要になってくる症状は大まかに分けて2つあります。

 

  1. タイルの亀裂(クラック)が出てきている。
  2. タイルの剥落(タイルが落ちた)。

 

この2点が主な修理が必要な症状です

 

 

その他に漏水がありますが、タイルが原因になって、漏水している場合は、2つの主な理由が重なって、起きている場合がほとんどです。

 

 

漏水は、シーリングや防水も関係してきますので、一概にタイルだけが原因とは言えません。

 

 

漏水工事はそれに伴う工事を一式で施工することが多いです。

 

 

私の経験上、漏水工事は原因を究明するのが難しい工事ですので、修理をしても、なかなか漏水が止まることは難しいです。

 

 

完全に漏水が止まるのには、大規模な工事が必要となることが多いです。

 

 

それでは大まかな2つの症状を見ていきます

 

 

タイルの亀裂(クラック)

 

タイルが経年劣化、または地震等の揺れにより建物が動き、タイルが割れる症状。

 

クラックにも種類があり目に見えるか見えないか位の薄いものを「ヘアークラック」太くしっかり入っているものを「クラック」などと言います。

 

ヘアークラックのほうは、タイルだけが割れてできているもの。

 

クラックは太さ大きさにもよりますが、タイルが張られている下地ごと割れてできたもの。

 

クラックの太さだけでは解りきれない部分もあり、正直言いますとクラックができているタイルを斫って(タイルを剥して)みないと下地にクラックが入っているのかは、わかりません。

 

下地にクラックが入っていると漏水の原因になるので、至急修理が必要です。

 

ヘアークラックはできているからといって、タイルが剥落する、漏水の原因になる、事は考えにくいので、至急修理が必要では無いと考えます。

 

ですが正直、タイルを剥がしてみないとわからないことが多いので、クラックはヘアークラック、太いクラック、ともに張り替えるのをオススメします。

 

 

タイルの剥落(タイルが落ちた)

 

タイルが落ちる事はほとんどありません。

 

落ちるとすれば下地と貼付剤の接着面の不良によりタイルが剥がれ落ちると言う症状です。

 

下地と貼付剤の接着面の不良が起こる原因

  1. タイル職人の施工不良
  2. 下地の表面処理不足
  3. 適切な材料の選択が不十分

 

この3点です。

 

ほとんどが、タイル職人の施工不良によるものだと思われます、タイル職人といってもピンからキリまでいますからねw

 

例えば、ものすごく腕の良いタイル職人さんに施工を頼んだが、その職人さんが忙しく外注を雇い入れて、施工させた。

 

職人さんには、見習いの若手がいて、仕事を覚えさせる為に見習いに施工させた。

 

 

等々例えを挙げたらキリがないですが、タイルの剥落に関しては、ほぼ職人さんによる施工不良が原因だと思われます。

 

 

下地の表面の処理不足といいますのは、適正な処理を施した下地にタイルを貼ると言うのが正しい施行になります。

 

 

ですが適切な下地処理をしないで、タイルを張ってしまうとタイルは剥離します。(業界では、タイルが浮くなんて、言われています)

 

 

原因は 目荒らし、清掃不良、シーラ塗布の有無など。

 

 

1つでも欠けますと剥離の原因になります、タイルが剥離しますと、そこから漏水または剥落の原因になりますので適正な下地処理でタイルを貼るというのは大変大事なことです。

 

 

適切な材料の選択といいますのは、下地と張り付け材の相性またはタイルと張り付け材の相性の問題です。

 

 

下地、タイル、貼り付け材には、相性がありますので、それらの知識がある施工管理業者に材料発注してもらいましょう。

 

特例で、下地の爆裂なんてのもあるんですが、これは、鉄筋が錆びてコンクリートを押して、タイルを剥離させるのですが、コンクリート下地だけで起こりうる症状です。

 

 

絶対にダメなのは、木下地、サイディング下地にセメント系の張り付け材。

 

 

シーラー(吸水防止材)を塗布したコンクリート下地にボンド系の張り付け材。

 

 

これらは、絶対にダメなので、注意してください。

 



外壁タイルの修理方法

 

 

湿式工法のタイル修理(下地がコンクリート)

 

 

タイルクラックの修理方法は基本的にタイルを剥がしてタイルを貼り付ける。

 

 

タイルを剥がした時に下地にクラックが入っていれば下地を直してからタイルを貼り付けます。

 

下地に適切な処理をしてからタイルを貼り付けていきます。

 

その際、タイルを剥がすときに大きな音や振動がありますので、注意が必要です。

 

タイルの剥離の修理方法はタイルを剥がして貼り付けるか、タイルの注入工法(ピンニング工法)です。

 

タイルの注入工法は通常、注入屋さんが施工するので、タイル屋の私は施工しません。

 

あまり施工に関して詳しくないので、タイルの注入工法に関しては外部リンクを記載しますので詳しく見てください。

http://www.cemedine.co.jp/product/building/construction/wall-reforming/tiled-wall/anchor-pinning/part-grouting/index.html

 

 

私はタイル職人なので剥離している部分は全て張り替えたほうがいいように思えますが、費用的な面などで、注入工法も多く使用されています

 

 

 

乾式工法のタイル修理(下地がサイディングボードなど)

 

張り替え工法はあるのですが、タイルを剥がすときにサイディングボードごと剥がれてしまうことがある。

 

 

これ結構ありますので、注意が必要です。

 

 

サイディングボードごと剥がれてしまうと修理困難になり、最悪は、サイディングボードごと交換になります。

 

注入工法は、湿式工法にはありません。

 

 

よって、剥離していれば、全て張り替えます。

 

 

タイル張り替えのメリットは、確実に剥離している箇所を剥がしてから、張り替えるので、剥離が完全に治る。

 

 

逆にタイル張り替えのデメリットは、費用が高い、大規模工事になる、期間が延びる、タイルの在庫がなければタイルの色が変る。

 

 

要するに上記のことが、注入工法のメリットになるわけです。

 

 

普通に考えればタイル張り替えのデメリットは、費用が高くなり工事が大規模になるから期間が延びるとわかるのですが、「タイルの在庫がなければタイルの色が変わる」というのは知らなくないですか?

 

 

タイルはメーカーがあり、それぞれ固有のシリーズもあり、販売しています。

 

 

人気のあるタイルから、人気のないタイルまで幅広くあります。

 

 

その中で人気のないタイルは製造中止になります。

 

当たり前ですよね?

 

売れないものは製造してもしょうがないとゆう考えです。

 

 

そうしますとタイルの在庫がなくなり、買えなくなるので、近似の色のタイルを探すか、タイルを焼いて作るしかなくなるのです。

 

 

近似の色がみつかり、納得すればいいですが、近似の色が無く納得いかなければ、タイルを焼いて新たに作るしかありません。

 

タイルを焼くのは費用がかかります。

 

 

タイルとゆうのは俗に言う陶器みたいなもので、実際に窯で焼いています。

 

 

釜で焼くとなると、焼きムラ(良い意味の一点物)になります。

 

 

ですので、タイルの色はすごく近くはなるんですが、完璧に同じ色になる事はほぼ、ありません。

 

 

それでも近似の色で納得がいかなければ、タイルを焼くしか方法がありません。

 

 

外装タイルの修理方法は以上です。

 

 

どんな修理方法にせよ、大きな音や大きな振動を伴う工事なんだなと知っていて下さい。

 

外壁タイルの修理期間

 

 

戸建ての大きさにもよりますが、タイル工事の内容的には1週間もあれば終わります。

 

 

戸建てのタイル工事を行う際に、戸建て全体を覆う、足場を立てなければ作業できません

 

 

剥落や漏水などを起こし、緊急的に部分的工事を行う以外は戸建て全体に足場をかける必要があります。

 

 

そのために外装タイルの修理を行うタイミングは、塗装の塗り替え工事、シーリング打ち替え工事、屋根の張り替え工事などと一緒のタイミングで行うことが多いです。

 

 

一緒に行わずタイル工事だけ行うと、足場を立てる費用が無駄になってしまいます。

 

 

一般的な戸建ての足場材の費用は20万円から30万円位です。

 

 

高額な費用がかかるので足場を立てる際には、その他の工事も一緒にやったほうがお得と考える人が多いです。

 

 

足場を立てすべての工事を施工して、足場をバラすまでには、少なくとも10日はかかるのではないでしょうか。

 

 

作業期間はものすごくバラつきがあり、他業種が一斉に作業を行えば早く終わりますし、1業種づつ作業を行えばその分長くなります。

 

 

安全面で言えば1業種づつ作業を行ったほうが良いのですが、各職人さんの予定、施工業者の規則や思惑などがあり、バラつきが生じてしまいます

 

 

修理期間の説明は以上です。

 

外装タイルの修理費用

 

 

《例題なので、適当な金額です》

 

外装タイルの修理費用は1枚いくらなのかで決まってきます。これが俗に言う「手間受け」と言うやつです

 

 

1枚タイルを修理すると500円だとして100枚修理すれば、5万円です。

 

 

あとは、「常用人工」と言うやつも、あります。

 

 

「常用人工」とは、一人頭2万5千円で計算して、1日2人で作業すれば、1日5万円ですよね。

この2パターンが職人さんのもらう工事代金となります。

 

 

ですが、施工業者、設計業者、などを通して仕事を発注しているのがほとんどですので、これから1業者につき何割増しかされていきます。

 

 

施工業者→なになに工務店→なになにタイル店

 

 

この場合ですとタイル店の前に、2業者入っていますね、例えばですが、1業者が施工単価の20パーセントを利益とすると、2業者で40パーセント増しになることになりますよね。

 

 

1枚500円が1枚700円になります。

 

 

これは商売ですし、仕方のないことです。

 

 

常用人工が2人で5万ですと、7万になりますよね。

 

 

地域によっても施工の単価が変わってきます。

 

 

関東と北海道では施工の単価が違うように、その地域、その街の物価や地域特性により、施工の単価は違います。

 

 

タイルの材料や張り付け材なども価格の違いがあります。

 

 

ボンド系は高いですが、セメント系は安いなど。

 

 

ですので外装タイルの修理費用はかなり、バラつきがあるのです。

 

まとめ

 

 

戸建ての外装タイルの修理は、修理のタイミング的に緊急工事(漏水、剥落)以外なら、そのほかの工事と一緒に施工するのが、費用的にも賢いやり方です。

 

 

費用などはバラつきがあるので、多くの見積もりを出してもらうのが望ましい。

 

 

その際に、施工業者が何社噛んでくるのかにより、費用もかさむことも知っていてください。

 

 

逆に、設計管理会社が噛むと、施工業社を監視する意味合いも持つので、費用はかさむが、結果的によくなるかも知れないことも知っていてください。

 

 

施工業社の管理体制や見積もりなどは、不透明でグレーな面もあるかも知れません、未然に防ぐのは、インターネットなどの情報です。

 

 

現代は、インターネットの普及により、良い情報や悪い情報まで入ってきまが、見積もりなどは、数社まとめてもらうことができ、非常に便利になっています。

 

 

よく調べ、よく探してください。

 

 

必ず数社の見積もりを出してください。

 

 

そうすれば、必ず良い施工業社と出会えるでしょう。





 

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